【ボートレースコラム】岩瀬裕亮の戦いぶりを見て感じた 実力者は実績下位機も手なずけてしまう

[ 2025年4月2日 04:40 ]

3月26~30日の平和島一般戦に出走していた岩瀬
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 SGやG1といったビッグレースは2連対率実績で上位のエンジンから順番に選ばれる。

 3月26~30日の平和島一般戦は、当地前回開催のG1「トーキョー・ベイ・カップ」で優出した機を中心に、使用されなかった実績下位機も登場。初日選抜メンバーの岩瀬裕亮(36=愛知)には、G1不使用の11号機が渡ってしまった。

 近況で目立った動きが少なく苦戦必至と思われたが、意外にも岩瀬は前検日の感触を「思ったほど悪くはない」と話した。

 レース前からネガティブな情報を提供するのもどうかと思い、やんわりと機の素性を伝えた。初日は3、3着と奮闘。レース後、岩瀬に「実績が乏しくても選手に先入観を与えるのはどうかと思った」と話を向けると、笑顔で「記者の皆さんが一番レースを分析しているのだから自信を持ってください!」と逆にハッパをかけられた。

 このシリーズ、岩瀬はオール3連対を死守して優出。優勝戦も2着と好走した。ただ、やはり足色は劣勢。予選3日間を終えた時点では「エンジンに力がないし、調整が合う幅も狭い」と不安を訴えていたし、4日目の準優11Rを2着でクリアした後も「いっぱいいっぱい。このエンジンの限界」と控えめだった。

 それでも優勝戦に駒を進めていくのが実力者。岩瀬を含めた優出6人のうち、2連対率30%以上は1機のみ。残りの5機は同20%台だった。

 岩瀬の次走予定は3日開幕の宮島G1開設71周年記念「宮島チャンピオンカップ」。強豪相手で厳しい戦いになるだろうが、平和島で実績下位機を見事に手なずけたのは自信につながるはず。岩瀬は「次の宮島でも頑張ってきます!」と奮闘を誓っていた。この勢いで宮島に乗り込み、悲願のG1初優勝を成し遂げてほしい。(大野 順平)

 ◇大野 順平(おおの・じゅんぺい)1969年(昭44)4月9日生まれ、兵庫県出身の55歳。ボートレースとオートレースを担当。穴で狙っているパターンで最も多いのが5コースの1、2着。もちろん、相手はインを外して2、3コースの気配を観察している。

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