ボートレース界のスーパースター峰竜太 AS制覇の愛弟子・定松勇樹と熱い抱擁…舞台裏を語る

[ 2024年6月26日 07:00 ]

定松のSGオールスター祝勝会での一コマ

 【峰竜太のアロハな気分】佐賀県唐津市出身でボートレース界のスーパースター・峰竜太の月1コラム「アロハな気分」。今月の話題はなんといっても先月行われたSG「第51回ボートレースオールスター」。自身は残念ながら準優勝戦で敗退となったが、愛弟子の定松勇樹が予選トップ通過からの王道V。3年前の峰に続く、師弟でのオールスター制覇でレース後は抱き合うシーンが話題を呼んだ。約1カ月が経過した今、舞台裏や峰の喜びの声をお届けする。

 スポニチ読者の皆さん、アロハ~。ボートレーサーの峰竜太です。定松がやってくれました!オールスターを優勝。弟子がSGを獲る姿を見るという夢があったけど、こんなにうれしいとは。こんな感動はなかなかないですよ!祝勝会も盛り上がったし、ご褒美もあげました。自分自身も、もう一回(闘志に)火が付いたし、一緒にボートレースを盛り上げていきたいですね!

 23歳の定松選手が大仕事をやってのけた。3度目のSG参戦で、峰が21年に優勝したオールスターを制覇。

 「自分の人生の歴史に刻まれるくらいのことだった。他人のこととは思えない。あとは僕も含めて、周りのみんながもう一回火が付いたんじゃないかな?それほど影響力ある偉業を成し遂げてくれたんだと思う。ボートレースの良さ、夢をかなえる感動をたくさんの人に伝えてくれた」

 今月15日にボートレースからつで行われたトークショーでは、優勝戦のレース本番前に定松と一緒にいたことを明かした。

 「最初は一人にしてあげようと思っていたけど、“こんなの経験したことない”って。それほど緊張していたみたいだったので。一番ヤバい時に行ってあげようと思って本番前に行きました。少しでも楽になれるかなって」

 大一番を前にする愛弟子に師匠として、SG覇者の先輩として心強い言葉を贈った。

 「“心はひとつ”って言ってあげました。みんなが最終日で帰れるテンションの中で、重圧と闘うのは一人なんですよね。そこで僕が浮かれてるのは違うかなと。同じ重圧を味わってあげるのがあいつの支えになると思って。自分の中では思い出の時間になってますね」

 定松の優勝インタビュー後、2人が抱き合うシーンがあった。その時はどんなやりとりがあったのだろうか。

 「竜太さんの最後の夢をかなえてあげられて良かったです!って泣きながら言われたのが一番うれしかったですね。弟子のSG優勝というのが僕の最後の夢だった。それをオールスター前に伝えてたんです」

 トークショーではお祝いでプレゼントを贈ったことを明かした。

 「35万円くらいするスニーカーを買ってあげました!」
 これで2人一緒に年末のグランプリに進む可能性が高まった。
 「俺も一緒に絶対グランプリ行くって言ったんで、定松も“頑張りましょう”って。高め合いましたね」

 最後はSG覇者となった愛弟子に、今だからこそ伝えたい言葉とは。

 「これからはスーパースターとしての責任と自覚を持って、自分のためだけではなくいろいろな人のために、走り方や生き方を含めてお手本になってほしい。これからの方がめっちゃ大事だってことを伝えてあげたいです。そして、自分を超えていく人間になってほしい」

 今回は定松の偉業を陸(おか)の上で見守ったが、今後は最高峰の舞台で峰と定松が対戦することもあるだろう。そして、定松の活躍に山田康二や上野真之介ら、定松の兄弟子たちも刺激を受けているに違いない。峰軍団・ラグーンベースのますますの活躍が楽しみでならない。

 ◇峰 竜太(みね・りゅうた)1985年(昭60)3月30日生まれ、佐賀県唐津市出身の39歳。唐津西高時代はヨット部に所属し、インターハイ、国体、世界選手権に出場。ボートレーサーとしては佐賀支部の95期生として04年11月にプロデビュー。18、20年にグランプリ優勝。昨年10月の蒲郡ダービーで最高峰のグレードSG6度目のVと通算100回目のV、全24レース場でのVを達成。昨年は8度目の年間最高勝率選手に輝いた。生涯獲得賞金は17億円を突破。1メートル71、血液型B。

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