【佐賀・第39回中島記念】24日発走 タガノファジョーロ グランプリ王へ! 予想印を公開

[ 2023年12月22日 12:00 ]

佐賀競馬の中長距離界でもっとも安定しているタガノファジョーロ
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 佐賀競馬暮れの大一番グランプリにあたる「第39回中島記念」(距離1800メートル・1着賞金800万円)が24日7R(18時15分発走)、ナイター開催の佐賀競馬場で行われる。1着馬には来年2月12日の中央・地方交流重賞「佐賀記念JpnⅢ」への優先出走権が付与される。ファン投票で選ばれた佐賀実力馬同士で激戦必至だが、近3年は九州大賞典で好走した面々が〝佐賀サンタクロース〟の座に就いている。

 ◎⑥タガノファジョーロ JRAから兵庫を経て昨年10月に佐賀へ。初の重賞挑戦となった11月「九州大賞典」で2着に入った。そこからの重賞も12月「中島記念」4着、今年5月「佐賀スプリングカップ」3着と善戦。そして7月「佐賀王冠賞」は大外からヒストリーメイカーらを捕らえ重賞初Vをもぎ取った。前走11月2度目の挑戦となった「九州大賞典」はしまいブレイブアモーレとの叩き合いを制し重賞2V目をゲット。現在、佐賀競馬の中長距離界でもっとも安定しておりグランプリ王に一番近い存在と言えよう。

 ◯⑨ヒストリーメイカー 中央から今年佐賀に転入。転厩初戦の2月姫路「白鷺賞」は兵庫の英傑ジンギをおさえて重賞初Vを飾った。佐賀の重賞は5月「佐賀スプリングカップ」、7月「佐賀王冠賞」、8月「九州チャンンピオンシップ」で勝ち馬から僅差の2着と好戦を演じた。続く9月地方全国交流「鳥栖大賞」は遠征組に大差をつけられ3着だったが、佐賀勢では最上位。また11月名古屋重賞「東海菊花賞」でも勝ち馬から0秒6差の3着と善戦。底力は十分にあり佐賀重賞初Vが今回グランプリでも何ら不思議ではない。

 ▲⑪ブレイブアモーレ 昨年10月北海道から佐賀に転入。今年6月「佐賀ユースカップ」で、しまい鋭く前を捕らえて重賞初Vを達成した。そして8月「ロータスクラウン賞」も制して佐賀3歳重賞2V。11月「九州大賞典」ではタガノファジョーロと首位争いを演じてクビ差の2着と実力は佐賀3歳ナンバーワン。しぶとさもあり一発を秘めている。

 ☆⑩グローリー 中央でデビューし1勝を挙げ3歳時の昨夏、佐賀に転入。佐賀では前走まで1300~1800メートル戦で8勝をマーク。前走A1特別の「宝満山特別」はヒストリーメイカー、ドゥラリュールらを相手に大外から強襲を決めた。重賞経験は2度しかなく馬券絡みもないがペース、展開次第で大仕事はあり得る。

 △①ドゥラリュール 佐賀中距離界の雄で21年「佐賀王冠賞」、21、22年「九州チャンピオンシップ」連覇と重賞3Vの実績がある。10歳となった今年も9戦して6着が1度あるが、他はA1・A2特別1勝を含む5着以内と踏ん張っている。重賞でも「佐賀王冠賞」、「九州チャンピオンシップ」で3着と存在感を示しており、まだまだ好勝負は期待できる。

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