【佐賀・第25回九州大賞典】12日発走 タガノファジョーロ重賞2Vゲットに期待 予想印を公開

[ 2023年11月10日 12:00 ]

距離延長も問題ないタガノファジョーロ
Photo By 提供写真

 佐賀競馬古馬長距離路線重賞ベストステイヤー決定戦「第25回九州大賞典」(距離2500メートル・1着賞金500万円)が12日6R(18時5分発走)、ナイター開催の佐賀競馬場で行われる。1着馬には来年2月12日に予定されている佐賀2大レースの一つ中央・地方交流重賞「佐賀記念JpnⅢ」への優先出走権が付与される。昨年大会まで4連覇のグレイトパールが2月に引退。今年は実力が拮抗しており混戦の様相を呈する。

 ◎①タガノファジョーロ JRAから兵庫を経て昨年10月に佐賀へ。初の重賞挑戦となった11月前回大会で2着に入った。そこからの重賞も12月「中島記念」4着、今年5月「佐賀スプリングカップ」3着と善戦。そして7月「佐賀王冠賞」は大外からヒストリーメイカーらを捕らえ重賞初Vをもぎ取った。前走10月今大会トライアルレースのA級特別「国見岳特別」は2着も叩き2戦目で500メートルの距離延長も問題なし。重賞2Vゲットに期待が高まる。

 ◯④サトノプライム 16年7月にJRAでデビューし船橋を経て今年7月に佐賀に転入。2戦目の佐賀初重賞8月「九州チャンピオンシップ」は8着と振るわなかったが、前走10月「国見岳特別」は3コーナーの前からロングスパート。上がり3ハロン最速をマークしタガノファジョーロを破り勝利した。レース内容からして、ここも侮れない。

 ▲⑤ブレイブアモーレ 昨年10月北海道から佐賀に転入。今年6月「佐賀ユースカップ」で、しまい鋭く前を捕らえて重賞初Vを達成した。そして8月「ロータスクラウン賞」も制して佐賀3歳重賞2V。初の古馬重賞9月「鳥栖大賞」は5着に終わったが底力は現佐賀3歳ナンバー1。しぶとさもあり一発を秘めている。

 ☆③ビートザウイングス 19年10月JRAでデビューし5戦目から中距離の芝を主戦場とし2勝を挙げた。今年9月に佐賀に転入。佐賀初戦は地方全国交流の重賞「鳥栖大賞」で4着だったが、地元佐賀勢ではヒストリーメイカーに0秒2差の次位。続く10月準重賞の「由布岳賞」は5着、前走「国見岳特別」も5着と掲示板には載っており佐賀の適正は十分にありそうだ。今回も前に食い下がる姿勢は崩さない。

 △⑨ウノピアットブリオ 19年12月「中島記念」、20年7月「佐賀王冠賞」と佐賀重賞2Vの実績があるが、以降は快音が聞かれない。それでも昨年大会4着や今年3月重賞「はがくれ大賞典」2着など展開がはまれば見せ場を作っており軽視はできない。

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