【ファンタジーS】イツモニコニコ　2戦目で初勝利、重賞へ　陣営「気が入ってきた感じ」

イツモニコニコ（撮影・坂田　高浩）
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　可愛らしいネーミングと非凡なレースぶりで目が離せない。イツモニコニコ（父ビッグアーサー）が2戦目で初勝利を挙げ、重賞に挑む。デビュー戦は出遅れて後方からとなったが直線でギアが切り替わるとメンバー最速タイの上がり3F35秒5で3着。中1週の2戦目もスタートで後手に回りながら二の脚でハナを奪い、二枚腰で後続の追い上げを振り切った。前半3F33秒3のハイペース、勝ち時計1分21秒2は前日同舞台のききょうSより0秒3速い。担当の上床助手は「ジョッキー（M・デムーロ）もいい馬って言ってくれたし、新馬戦の前から走ると思っていたよ」と頬を緩めた。

　実戦を経験したことで、いくらか前進気勢が増してきたという。「ボーッとしている馬だったんだけど、気が入ってきた感じ」と目を細める。26日の1週前追いはM・デムーロが騎乗して坂路で自己ベストの4F52秒2。重賞でも陣営をニコニコさせるだけの走りを見せるかもしれない。