【佐賀・第8回西日本ダービー】10日発走 ミヤノウッドリー待望の重賞初Vへ! 予想印を公開

[ 2023年9月8日 12:00 ]

底力は十分で〝佐賀乙女の急襲〟に期待が懸かるミヤノウッドリー
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 地方競馬西日本3歳ナンバーワン決定戦の「第8回西日本ダービー」(距離2000メートル・1着賞金800万円・3歳秋のチャンピオンシップ・西日本地区6県交流)が10日6R(18時5分発走)、ナイター開催の佐賀競馬場で行われる。16年から始まった今大会は西日本地区の園田、佐賀、金沢、高知、笠松、名古屋と6つの競馬場持ち回りで争われ、今年は2度目の佐賀開催となる。過去7大会をみると牡馬6勝、牝馬1勝。地区別では兵庫が3勝、高知2勝、佐賀と金沢が1勝ずつ。今年も将来性豊かな3歳馬が一堂に会したが、地の利も活かす佐賀勢の奮闘に期待が高まる。

 ◎⑫ミヤノウッドリー 今年3歳重賞は1月牝馬限定の「花吹雪賞」で3着。3月「飛燕賞」は4着だったが、牝馬限定の4月「ル・プランタン賞」は2着。そして4月佐賀3歳3冠第1弾「佐賀皐月賞」は唯一40秒台を切る上がり最速をマークして3着と見せ場を作った。5月3冠第2弾「栄城賞」は6着に終わったが、前走8月3冠大トリの「ロータスクラウン賞」は勝ち馬で佐賀3歳最強とみられるブレイブアモーレから0秒5差の2着と底力は十分。待望の重賞初Vをこの大舞台で達成するか〝佐賀乙女の急襲〟に注目だ。

 ◯⑩ショウガタップリ 初遠征、紅一点で臨んだ前走8月大井重賞「黒潮盃」は6着だったが、それまでは昨年7月デビュー戦から金沢で破竹の11連勝。その中には昨年2歳重賞の牝馬限定「金沢プリンセスカップ」と「金沢シンデレラカップ」、金沢2歳ナンバーワン決定戦「金沢ジュニアチャンピオン」、今年3歳重賞の牝馬限定「ノトキリシマ賞」と「加賀友禅賞」、そして金沢3歳3冠の一つ「石川ダービー」と6度の重賞Vがある。勝負強さ、実績は紛いもなく最上位で初の佐賀でも好位から力強く克服しにかかる。

 ▲②ツミキヒトツ 笠松所属の3勝馬で重賞初挑戦の3月名古屋「中京ペガスターカップ」は鋭く追い込んで2着。上がり3ハロンは最速だった。5月東海3歳3冠レースの名古屋「東海ダービー」もしまい内からグイッと末脚を伸ばして2着。重賞初Vへ底力発揮といきたい。

 ☆⑧グロリアドーロ これまで園田1勝、姫路で2勝。重賞は兵庫3歳3冠の一つ4月園田「菊水賞」で5着。前走6月園田「兵庫ダービー」では3着に入った。まだまだ伸びしろがある感じで警戒が必要だ。

 △⑥コチョウ 勝ち星は昨年9月名古屋の新馬戦1勝のみだが、前走まで5度の重賞経験がある。いずれも勝ち馬からは離され壁は厚いが、直近5走を見ると牝馬限定重賞3戦で5・3・4着、3歳特別戦2戦は2・3着と粘ってはいる。ペース、展開次第では好走もあり得る。

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