【札幌記念】昆厩舎2頭出し!トップナイフ&マテンロウレオでG1馬斬りだ

[ 2023年8月18日 05:23 ]

トップナイフとマテンロウレオ(右)
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 2頭出しが4厩舎。昆師は「涼しいところで立ち上げた方が馬にとっていい」とトップナイフ、マテンロウレオのエース級2騎を送り出す。ともに9日に札幌競馬場に入厩し、濃密な併せ馬で互いを高め合ってきた。

 先輩マテンロウレオは充実の4歳シーズンを送っている。転機はダービー(13着)後の骨折休養。慣れない環境下の入院馬房で腹痛や脚の腫れが見られたが、ケガの功名か、その経験から精神面に進境を見せた。指揮官は「気難しさがなくなり大人になった。欠点が消されつつあり、パドックでも堂々と歩くように。競馬に対して真面目になっている」と説明する。復帰後は6戦連続掲示板確保の安定ぶり。そこには大阪杯、天皇賞・春のG1連戦も含まれる。今回もG1馬3頭のメンバーがそろうが、「絶対かなわない相手ではない。一泡吹かせたいと思っている」。ジャイアントキリングの牙は研がれている。

 トップナイフは3歳世代から唯一の出走。「これまでやってきたことが皐月賞、ダービーで出せなかったことは残念」と痛恨の出負けに泣いた春2冠を振り返る。古馬との対戦が、残る1冠の糧になると踏んで果敢にチャレンジしてきた。「厳しい戦いになるだろうが、戦績からしても能力はある。やれるところを見せてほしい」。昨秋からダービーまでコンビを組んだ横山典がレオに騎乗するため、初勝利時の横山和に手綱が戻る。和生は12日に行われたシャーガーカップで武豊以来日本人史上2人目の勝利を、アスコット競馬場初騎乗で飾る離れ業。「幸せ」と振り返った世界のトップジョッキーとの競演経験を経た手綱さばきにも注目だ。

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