【函館2歳S】ロータスワンド上昇一途　3きょうだい同一重賞Vへ

3きょうだい同一重賞Vを狙うロータスワンド

　函館土曜メインはJRA2歳重賞第1弾「第55回函館2歳S」。ロータスワンドに3きょうだい同一重賞Vの快挙が懸かる。半姉ブランボヌール、半兄ビアンフェとも同じ中竹厩舎に在籍し、姉は15年、兄は19年に函館2歳Sを制した。

　函館開幕週6月11日の芝1200メートルの新馬戦を逃げ切った後も涼しい函館で調教を続けてきた。木野助手は「新馬の時はそこまで仕上がってなかった分、一度使って良くなっています。いいバネをしているし、柔らかさはお姉さんのブランボヌールに似てます。洋芝はもってこいですからね」と期待を込める。

　5日の1週前追いは藤岡佑を背に函館Wコースを5F71秒5～1F13秒0（馬なり）で軽快に流した。ビアンフェで函館2歳Sを制した藤岡佑は「1週前はサラッと、レースの週はしっかりとやる予定。初戦は仕上げきっていない中でも勝ち切ってくれた。体も性格もビアンフェに凄く似てます。血統的にも注目でしょう」と2歳重賞V一番乗りを意識している。