エフフォーリア退厩「感謝しきれない」横山武史、涙の別れ「笑って送り出したかったんですけど…」

[ 2023年2月16日 13:41 ]

エフフォーリアをなでる横山武(撮影・河野 光希) 
Photo By スポニチ

 14日に電撃引退が決まった21年のJRA賞年度代表馬エフフォーリア(牡5=鹿戸)が16日、美浦トレセンを退厩した。主戦の横山武史(24)や厩舎関係者、20人を超える報道陣らが駆けつけ、スターホースの新たな旅立ちを見送った。

 全11戦でコンビを組んだ横山武は笑顔で相棒をなでていたが、報道陣に囲まれると募る思いがあふれ出た。「泣くかなとは思ったんですけど…。本当に感謝しきれないくらいたくさんのことを学ばせてもらいました。感謝しきれないの一言につきます。最後は笑って送り出したかったんですけど…。エフフォーリアがくれた経験を糧にして、僕自身成長していきたい」と涙声で語った。

 鹿戸師は「厩舎にとっても僕にとっても、宝物でしたしヒーローでした。できればエフフォーリアの子で勝てなかったダービーを勝ってみたいです」と夢を産駒に託していた。同馬は福島・ノーザンファーム天栄を経由し、北海道安平町の社台スタリオンステーションで種牡馬入りする予定。

続きを表示

この記事のフォト

2023年2月16日のニュース