武豊「僕のおかげ」福永のダービー3勝アシスト?「福永祐一らしい調教師になって」「たまにいい馬乗せて」

[ 2023年2月13日 19:24 ]

武豊と福永祐一(右)
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 JRAが13日、公式YouTubeチャンネルを更新し、通算4400勝を突破した武豊が、今月で騎手引退して調教師に転身する福永祐一へメッセージを送った。

 幼少時の思い出について問われた武豊は「実は家が隣というか、斜め(斜向かい)だったので、彼(福永)が生まれた時から見ていました」とし、「お互い父親がジョッキーで。僕は子供の時から乗馬をやっていて、彼はあんまりやっていなかった。ジョッキー目指さないのかなと最初は思っていましたね」と振り返った。

 福永は他のインタビューで武豊の活躍に刺激を受けて騎手を志したことを明かしているそうで、武豊は「騎手になったのは僕のおかげじゃないかな」と笑い、「僕自身が彼のお父さん、福永洋一さんに憧れていましたから。お互い二世でもあり、一緒に頑張れたらいいな、みたいな感じはありました」と回顧する。

 印象に残っているレースに挙げたのは、13年の日本ダービー。武豊が騎乗したキズナが制し、福永のエピファネイアは2着だった。「あの時、福永君は2着で凄く悔しそうな感じでした」。その後、福永は18年ワグネリアン、20年コントレイル、21年シャフリヤールとダービーを3度制覇。「僕がキズナで勝ったおかげで彼はダービー3勝もできたんじゃないかと思うので、常に彼は僕のおかげで今があると思いますよ」と話した。

 3月からはこれまでとは異なる立場で接することになる。「福永祐一らしい調教師になってほしい」とエールを送った武豊は、「たぶんあんまり乗せないでしょうけど、たまにいい馬でも乗せてもらえるとうれしい。頑張ってください」と結んだ。

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