【きさらぎ賞】クラシックへ片りん見せたノーブルライジン

[ 2023年2月2日 05:30 ]

和田竜二を背に坂路をアグネスシュウと併せ馬で追い切るノーブルライジング
Photo By 提供写真

 【東西ドキュメント・栗東=1日】栗東は氷点下3度。寒さに震え上がったオサムは首元にカイロを貼り、取材を開始した。注目は3歳重賞のきさらぎ賞。上位人気がガチガチに固まった、こんなレースが意外に荒れるのだ。狙いをつけているノーブルライジングは坂路の併せ馬でアグネスシュウ(3歳未勝利)と併せ、2馬身遅れ。完全に“遊ばれた”が、これは相手が走りすぎたもの。宮本師は「追いつけるかと思ったが、そのままだったね。遅れたけど、クロス鼻革を着けたこともあって、動きは良かったと思う。状態はいいよ。今回は入念にゲート練習もやってきたから」と胸を張る。

 前走・1勝クラス4着は危惧した肝心のスタートで後手。久々の分、力みもあったか。それでも「この馬でクラシックへ」と期待する素質馬の片りんはうかがえた。「相手は強いが、ここで賞金を加算してくれたら」と意気込みつつ「その前に早く勝って楽になりたいわ」と意外にも今年未勝利のトレーナーとしての本音もちらり。大丈夫。春はもうそこまで来ている。

続きを表示

2023年2月2日のニュース