【エルフィンS】キタサンブラック娘のコナコースト　陣営「負けられない」

　昨年の年度代表馬イクイノックスを筆頭に、現3歳世代もラヴェル（アルテミスS）、ソールオリエンス（京成杯）と重賞ウイナーが出ているキタサンブラック産駒。父を管理した清水久厩舎から大物候補コナコーストがエルフィンSに出走する。ひとつ上の全兄コナブラックは21年夏の小倉で記念すべき同産駒初勝利を挙げた。妹もメモリアルなタイトルを狙える器だ。

　昨夏小倉でデビュー勝ちしてから5カ月ぶり。今月中旬に放牧先から栗東に帰厩し、坂路とCWコースで乗り込み、態勢は整いつつある。清山助手は「大物やな。走っている姿勢がいいし、トビが大きくて体を上手に使えている。落ち着きがあって人を信用しきっている」と賛辞を並べた。過去の勝ち馬にはウオッカ（07年）、マルセリーナ（11年）、デアリングタクト（20年）のクラシックホースが並ぶ。「ここは負けられないよね」と、担当者を強気にさせるキタサン娘が牝馬クラシック戦線の新星となる。