【朝日杯FS】コーパスクリスティ95点 2歳馬とは思えぬ成熟 古馬のようなボリューム

[ 2022年12月13日 05:28 ]

鈴木康弘「達眼」馬体診断

コーパスクリスティ
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 完成度の高さならコーパスクリスティ。ダノンタッチダウンとは対照的にキ甲が発達しています。キ甲に連動して首差しにも古馬のようなボリュームがある。漢字一字に表すなら「熟」。2歳馬とは思えないほど成熟しています。 

 母の父キングカメハメハ譲りの筋肉マッチョ。阪神JFを優勝したリバティアイランドも全身が筋肉で隆起していました。2歳牝馬のボディービル選手権でも優勝できると書きましたが、コーパスクリスティも2歳牡馬のボディービル選手権が開催されれば優勝候補の筆頭です。全身に力を入れて立っているので筋肉が一層際立って映る。中長距離を走るには邪魔になるほどの筋肉量です。

 顔つきには強い気性がうかがえる。左右の耳をハの字に傾けながら鋭い目でカメラマンをにらみつけています。鼻先をとがらせて警戒心を見せ、尾にも力が入っている。体形からマイルに距離が延びるのはマイナスですが、強い気性と「熟」で示した完成度の高さで克服できるのではないか。師走に入っても尾花栗毛の毛ヅヤはまぶしいほど輝いています。状態も抜群です。

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2022年12月13日のニュース