【朝日杯FS】オールパルフェ95点 一戦ごとに馬体重増える アゴっぱりがいい

[ 2022年12月13日 05:29 ]

鈴木康弘「達眼」馬体診断

オールパルフェ

 オールパルフェの馬体を漢字一字で表すなら「増」。一戦ごとに馬体重を増やしています。新馬の462キロから2戦目478キロ、3戦目のデイリー杯2歳S482キロ。体重に合わせて筋肉量も増えてきた。特に肩と臀部はボリューム満点。アゴっぱりがいいのでカイバをたくさん食べて、実になっているのでしょう。

 馬名は完全無欠(オールパルフェ)でも、馬体は完全無欠とは言えない。前肢のつなぎが硬め。首差しは細めです。しかし、硬めのつなぎは膝の柔らかいつくりがカバーしている。細い首も、首の付け根のつくりから将来は太くなるでしょう。大きな肩やトモにふさわしい首差しが備われば、完全無欠なマイラー体形になります。

 落ち着き払った立ち姿は頼もしい限り。長い引き手をたるませて、穏やかにハミを受けています。毛ヅヤも馬体の張りも良好。レースを重ねるごとにたくましくなる「増」の馬体です。

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2022年12月13日のニュース