【東スポ杯2歳S】国枝師期待のダノンザタイガー　出世レースで真価を見せる!

　今週の東京土曜メインは「第27回東スポ杯2歳S」。来春に直結する出世レースだ。国枝厩舎が悲願の牡馬クラシック制覇を掲げて送り込むのがダノンザタイガー。初戦は前残り決着で追い込み届かずの2着。2戦目であっさり勝ち上がった。上がりは共に最速3F33秒台。切れ味は鋭い。

　美浦Wコースの調教でも2週続けてラスト1F11秒4。稽古でもその鋭さを見せつけている。国枝師も「動きはいい。体つきも筋肉のメリハリが出てきた。精神面でも牡馬らしいプライドが出てきたかな。いい意味で生意気になった。総合的な点数が高いよ」と賛辞を惜しまない。

　アパパネ、アーモンドアイと2頭の3冠牝馬を育てた国枝師だが牡馬クラシックは未勝利。師は常々「喉から手が出るほど欲しいタイトル」と公言する。20年セレクトセール（当歳）で2億9700万円（税込み）の高値をつけた期待馬。悲願達成へ真価が問われる一戦でもある。