五十嵐冬樹 地方調教師合格、現役最終騎乗では重賞制覇

[ 2022年11月12日 05:00 ]

騎手人生最後の騎乗となったサンビュートで道営記念を制した五十嵐冬樹
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 ホッカイドウ競馬所属騎手の五十嵐冬樹(47)が今年の地方調教師試験に合格した。通算2537勝(中央58勝)でホッカイドウ競馬リーディング11回。04年皐月賞2着馬コスモバルクの主戦騎手として知られた。3、4年前から転身を考えていたといい、合格通達を受け「これからもいろいろな人にお世話になりながら、ホッカイドウ競馬に携わっていければ」と語った。

 現役最後の騎乗は10日の最終レース道営記念。2番人気のサンビュート(セン5)で制して有終の美を飾った。「本当に29年間、皆さまのお世話になって、良い騎手人生を送らせてもらいました」と振り返った。

 厩舎開業は来年1月を予定する。次女のひなさんも今年の中央競馬学校に合格。「いつか自分の育てた馬に交流レースで乗ってくれればうれしい」と将来の夢を描いた。

 また、船橋競馬所属騎手の左海誠二(47)も合格。地方通算2172勝で、13年(インサイドザパーク)、21年(アランバローズ)と東京ダービーを2度制覇。03年アイビスサマーダッシュ(イルバチオ)など中央重賞でも3勝を挙げるなど活躍した。他に松田道明(59=帯広)、高橋宏征(48=川崎)、酒井忍(49=川崎)、戸部尚実(59=名古屋)、西川敏弘(52=高知)が12月1日付で新規調教師に。

 騎手は今井千尋(22=帯広)、小野木隆幸(39=帯広)、中村太陽(20=帯広)の3人が合格した。

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2022年11月12日のニュース