【アルゼンチン共和国杯】唯一の3歳馬キラーアビリティが中心 6歳以上は苦戦傾向

[ 2022年11月1日 05:28 ]

年齢別成績
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 今週は東西で豪華4重賞が組まれている。東京の日曜メインは伝統のハンデ重賞「第60回アルゼンチン共和国杯」だ。ジャパンCや有馬記念につながる重要ステップのG2。過去10年の傾向から勝ち馬に迫る。

 【性齢】出世レースとして定着しているとあって、飛躍の時を待つ若い世代が活躍している。連対馬はほぼ3~5歳で占められる。6歳以上になるとガクンと数字が落ちる=表=。サンプル数が少ないながら、3歳馬は【2・0・2・0】と4頭全てが馬券に絡んでいる。

 【前走クラス】3勝クラスから臨戦する上がり馬は【1・3・4・15】で複勝率34%とまずまず。穴候補はここか。一方でオープン競走(リステッド含む)組は【1・2・1・37】と振るわない。G3組も【0・0・1・14】と厳しい。狙いは一線級と戦って、壁にはね返された馬。G2組は【4・4・2・53】で、G1となると【4・4・1・8】と勝率が一気に28%まで上がる。強い馬に、もまれた経験が大きな武器となる。

 【前走着順】ハンデ戦ともあって、前走敗退馬の巻き返しが目立つ。特に前走6~9着馬は【3・3・2・41】で8度の馬券絡み。一方、前走2着馬は【1・0・0・6】で勝ったのは17年のスワーヴリチャード。人気が予想される前走新潟記念2着のユーキャンスマイルは軽視する手もありだろう。

 メンバー唯一の3歳馬キラーアビリティが中心だ。3歳馬の実績は申し分なく、前走がG1のダービー。6着とほど良く負けているのも悪くない。先週の天皇賞・秋はイクイノックスが勝ち、ダノンベルーガは3着。菊花賞はアスクビクターモアがVとダービーの上位馬が秋も結果を出している。今週もこの流れが続く。 (データ班)

 

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2022年11月1日のニュース