【新潟7R】“千直”で5年ぶり1枠1番が勝利 永島まなみ殊勲の内ラチ駆け「腹をくくって」

[ 2022年10月16日 14:09 ]

<新潟7R>3歳以上1勝クラスを制した永島騎乗のセルレア(撮影・西川祐介)
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 16日に行われた新潟名物の直線1000メートルのレース(18頭立て)で、1頭だけ内ラチ沿いを走った馬が逃げ切り勝ちを収める珍事が発生した。

 新潟7R・3歳上1勝クラスで最内1番枠に入ったセルレア(牝5=深山、父ロードカナロア)は、ゲートが開くと他の17頭が外ラチ沿いに進路を取るのを尻目に、そのまま直進。1頭だけになったが、気持ち良さそうに内ラチ沿いをスイスイ快走。ゴール前は外ラチ沿いを逃げたユナイテッドハーツとの大接戦。内外大きく開いていたため、ターフビジョンにゴール前が映し出されても勝敗は不明のまま。写真判定の結果、頭差だけセルレアが勝っていた。15番人気の人気薄で単勝9760円、馬単15万5650円、3連単145万7050円の高配当になった。

 殊勲は女性騎手の永島まなみ(19=栗東・高橋康)。「内枠だったので腹をくくって内ラチで勝負しようと思いました。これまで何回か乗って外ラチを頼りにするところがあったので。1頭だけだったけど、最後まで集中して走ってくれました」とにっこり。深山師は「馬のことは分かっているので“任せるから”と言ったら、ジョッキーが判断してくれました」と感心していた。

 新潟直線1000メートル戦で1枠1番の馬が勝ったのは、17年5月13日はやぶさ賞のウランゲル(美浦・松永康、丹内騎乗)以来20例目。18頭立てのフルゲートでは5例目。

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