【府中牝馬S】ソダシ 秋初戦へ文句なし!須貝師「スイッチ入りすぎると次のレースに影響するから」

[ 2022年10月13日 05:10 ]

吉田隼を背に坂路にて併せ馬で追い切るソダシ(右)(撮影・亀井直樹)
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 春のヴィクトリアマイルでG1・3勝目を挙げた白毛のプリンセス、ソダシ(牝4=須貝)が再始動。秋初戦を迎える。大目標に牡馬相手のマイルCS(11月20日、阪神)を見据えるが、もちろん前哨戦も譲るつもりはない。陣営にあるのは余裕と絶対的信頼だ。

 坂路の最終追いは先行する僚馬ドライゼ(3歳2勝クラス)を目標に追う形。一応、併せ馬の格好になったが並ぶ間もなく瞬時に3馬身引き離してゴール。無理がない。気負いがない。軽いタッチで4F53秒8~1F11秒9!坂路モニターで愛馬の動きを追った須貝師はあくまで前哨戦なりの仕上げを強調する。

 「土曜に競馬だから今朝は追いかけて、しまいだけ。追わなくていいと。あんまりスイッチを入れ過ぎると次のレースに影響するから。ちょうどいい攻め馬ができたんじゃない?」

 来週にマイル戦の富士Sが控えているがレース間隔を優先してここへ。逆算したベストのステップ。連覇が期待された前走・札幌記念は5着に甘んじたが、牝馬限定戦なら戦いやすいとの判断もあったはず。

 「距離を短くすると気が入り過ぎるからね。1800メートルでも牝馬限定のワンターンなら対応できると思う。落ち着いているのもいい。あくまで次のマイルCSに向けてだけどね」

 これまで芝のマイルは阪神JF、桜花賞などG1・3戦を含む4戦4勝。芝1800メートルも2戦2勝で新馬戦から札幌2歳Sを連勝した実績がある。ここは力を知らしめるには絶好の舞台。敢然と蹴散らし、本番で強豪牡馬の挑戦を主役として受け止める。

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2022年10月13日のニュース