【新潟ジャンプS】ホッコーメヴィウスがコースレコードでV 黒岩「重賞を勝てて本当にうれしい」

[ 2022年7月30日 15:52 ]

<新潟ジャンプステークス>レースを制したホッコーメヴィウス (撮影・光山 貴大)
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 障害G3「第24回新潟ジャンプS」が30日、新潟競馬場で行われた。先手を奪ったホッコーメヴィウスが逃げまくり、3分28秒4のコースレコードでV。障害重賞挑戦6度目で重賞初V。デビュー21年目の黒岩悠(38=フリー)は念願のJRA重賞初制覇を飾った。

 真夏の太陽が注いだターフでホッコーメヴィウスが快走した。逃げまくり、無難に最終障害もクリアすると、黒岩は左ムチで愛馬を必死に鼓舞した。ゼノヴァースを3/4馬身差で振り切り、人馬ともにうれしい重賞初V。黒岩は「重賞を勝てて本当にうれしいです。それ以上にここまでチャンスを与えていただいたオーナー、先生(清水久師)にずっとお世話になってきたので…。少しでも恩が返せたかな?それが自分のこと以上にうれしいです。逃げる形になりましたが、それほど速く感じなかった。結果的に先行できたのが良かった」と笑顔で振り返った。

 拍手で出迎えた清水久師は「自分も障害の重賞勝ちは初めて。厩舎を手伝ってくれているアイツ(黒岩)に重賞を勝たせたかったからね。このコンビで勝てて良かった」と心底喜んだ。同厩舎の看板馬だったキタサンブラックの調教パートナーとしても汗を流した38歳苦労人が導いたハードル界の新星。今後の活躍が楽しみだ。

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2022年7月30日のニュース