浜松オート落車事故で従業員死亡 バイクが衝突、2日目の全レース中止

[ 2022年4月4日 05:30 ]

浜松オートレース場
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 3日午前11時ごろ、浜松オート2日目1Rで男性レーサーが落車し、乗っていたバイクが男性従業員(59)に衝突した。従業員は搬送先の病院で死亡が確認された。レーサーも右脚にケガを負った。観客にケガ人はなかった。浜松中央署が詳しい状況を調べている。

 レース場を運営する浜松市によると、事故は1Rのスタート直後に起きた。従業員はレーサーが転倒した場合などに備えて、救護員としてコースの内側で待機していた。

 事故を受け、浜松オートは1Rを競走不成立としたうえで、この日のレースを全て中止した。「レースの継続が困難な状況になった。深くおわび申し上げる」とした。

 発売された当日浜松オートの全レースの投票車券は全て返還される。4日は開催を再開し最終日は予定通り6日に行われる。

 《昨年は2件発生》オートレースでは昨年、2件のレース中による死亡事故が発生した。1件目は10月30日。川口オート9Rに出走していた佐藤正人さん(川口所属)が1周目4コーナーで落車、後続車と接触して、右側胸部外傷により死亡した。2件目は12月3日。佐藤さんと同じ川口所属の黒岩明さんが川口オート5R、6周目1コーナーで他車との接触により落車して、重症頭部外傷により死亡した。

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2022年4月4日のニュース