【びわこ・G2秩父宮妃記念杯】馬場 会心Sカド捲りでG2初制覇!地元で節目50度目の優勝

[ 2022年3月16日 05:30 ]

優勝カップを手にする馬場貴也
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 ボートレースびわこのG2「第65回秩父宮妃記念杯」は15日、第12Rで優勝戦が行われ、カド4コースの馬場貴也(37=滋賀)がコンマ05のトップSから捲って1着。節目の通算50Vを地元の伝統あるタイトル戦で飾った(今年4V、びわこ15V。G2初V)。2着は稲田、1番人気の大上は3着で連覇はならなかった。

 6Rから安定板装着。そして周回短縮(展示1周、本番2周)。湖面を吹き抜ける風が強さを増す中、馬場は集中していた。「気持ちを入れて走ろう」。不慣れな環境で遠征陣が満足に踏み込めない中、会心のコンマ05でスリット通過。そのまま内3艇をのみ込んだ。1月8日以来となる15度目の地元Vゴールを駆け抜けた。「イメージ通りのレース」。納得の内容での頂点だった。

 準優12Rは1周1Mのアクシデントで2着。「悔しい思いが込み上げてきた」。喜び半分の優出だったが気持ちを切り替えた。優勝戦当日は朝から伸び仕様を試したが、思ったほどの収穫が得られず、乗り心地重視のセッティングに。そして直前の特訓後に「少しでも乗りやすくなれば」とチルトをマイナス0・5に変更。これが吉と出た。

 「今までのびわこで一、二を争う難しい水面」(馬場)をクリア。今後の目標は年末のグランプリ(12月13~18日、大村)だ。出場するだけではない。「去年は(トライアル)1stで悔しい思いをした。2ndを目指していきます」。年間獲得賞金6位以内に向け、まずは区切りの優勝。ますます勢いがつきそうだ。

 《次走》優勝した馬場貴也は26日からの下関G1競帝王決定戦で松井繁、中野次郎らと激突する。大上卓人、片岡雅裕は24日からの福岡一般戦で渡辺浩司、西村拓也らと相まみえる。松下一也は4月20日からの多摩川一般戦で毒島誠、深谷知博らが相手。服部幸男は28日からの徳山一般戦で寺田千恵、長岡良也らと覇権を争う。稲田浩二は26日からの尼崎一般戦で山田哲也、前田将太らと相まみえる。

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2022年3月16日のニュース