【下関・G1中国地区選手権】寺田 圧逃9度目のG1制覇!最後まで隙なし

[ 2022年2月19日 05:30 ]

中国地区チャンプに輝いた寺田
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 ボートレース下関のG1「第65回中国地区選手権」は18日、12Rで優勝戦が行われた。1号艇の寺田祥(43=山口)がインから好スタート。力強く伸びて1Mの主導権を握り逃げ圧勝。通算9回目のG1優勝を予選トップ通過からの王道Vで決めた。海野康志郎が2着、前本泰和が3着に入った。

 全く隙がなかった。オール3連対でシリーズを引っ張った寺田。ファイナル決戦も危なげなかった。

 「勝つことだけを考えていました。地元水面だし、やっぱりうれしいですね」

 進入では海野がピット離れで少し立ち遅れた。4号艇の前本は海野の回り込みを許すわけがない。海野は4コースがいっぱいいっぱい。進入は1243・56の4対2で落ち着いた。

 注目のスリットでは前本が伸びていく。ただ、寺田を脅かせるまでの破壊力はない。寺田は1Mに入る前に、早々とインモンキー態勢。あっさり先マイして突き放した。まさに完勝。中国チャンプにふさわしい。

 「昨年は振るわなかったんで、今年はもっとペースを上げていきたいですね」

 昨年は4月の津周年で優勝したものの、肝心のSGで優出なし。年末のベスト18に残れなかった。今年はSG、G1で結果を出し、何としてもグランプリに出場しなければならない。その意思表示でもある今回の優勝。覚悟を感じる地元6日間だった。この後は来月のSGクラシック(16~21日、大村)を含めてSG、G1ロードが続く。春の到来とともに、地区選のトリを飾った“テラショー”が加速する。

 《次走》優勝した寺田祥は3月7日からの若松G1全日本覇者決定戦で辻栄蔵、白井英治、篠崎仁志らと相まみえる。大峯豊は26日からのとこなめ一般戦で本多宏和、石丸海渡らが相手。海野康志郎は24日からの福岡一般戦で枝尾賢、羽野直也らと対決する。前本泰和は23日からの平和島一般戦で香川素子、伊藤将吉らと激突。上平真二は25日からの尼崎スポーツニッポン杯で松井繁、茅原悠紀らと対戦。原田篤志は3月1日からのからつG1全日本王者決定戦で菊地孝平、平本真之、桐生順平らと覇権を争う。

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2022年2月19日のニュース