【東京新聞杯】秋山真を救ったシュリとの“縁”

[ 2022年2月3日 05:30 ]

坂路で追い切るシュリ(撮影・亀井 直樹)
Photo By スポニチ

 【東西ドキュメント・栗東=2日】秋山真が先週土曜の中京メインで勝利を挙げたのは自身1万3000回目の騎乗だった。騎乗馬メイショウミライが人気薄(12番人気)だったからサプライズを自ら演出した格好だ。

 「1万3000回目というのは翌日の新聞で知りました。区切りが今年の初勝利。昨年の1月は休養中の身だから大きな違いです」

 20年10月の調教中の落馬事故で腰椎を骨折した秋山真はリタイア中だった昨年同時期と比べ、状況が雲泥の差だと笑う。菱田が東京新聞杯のシュリについて問うと、昨年5月の谷川岳S1着は「僕の復帰後の初勝利」とネタが提供され「池江先生には苦しんでいる時に助けてもらっています」と続けた。「シュリは1週前に乗っていい動き。能力は重賞級」と力を込めた。

 この日の追い切りは坂路単走で4F52秒8~1F11秒9。好時計に池江師は「1回使った上積みは大きい」と強調。シュリと秋山真の関係性を知った古参記者は分厚い印で応援することになる。

続きを表示

2022年2月3日のニュース