【小田原記念】松井 地元記念初V「4日間とも自分らしいレースできた」

[ 2021年8月30日 05:30 ]

小田原記念・北条早雲杯争奪戦を制し、優勝カップを手にポーズをとる松井
Photo By 共同

 小田原記念決勝は29日行われ、松井宏佑(28=神奈川・113期)が19年11月の別府以来、2回目の記念優勝を飾った。

 レースは松井―田中―守沢―佐藤―清水―柏野―佐々木―久米―石塚で周回。残り3周から佐々木―久米が上昇、守沢―佐藤が続く。赤板から清水―柏野―石塚が仕掛けて佐々木を叩くと守沢が石塚をさばいて柏野に続く。柏野の内は佐々木が並走。打鐘すぎに松井―田中が巻き返す。清水も踏み込むが松井のスピードが上回る。松井―田中―清水―柏野―守沢―佐藤で最終Bを通過。松井は末脚も良く押し切る。マーク田中が流れ込んで2着。

 優勝した松井は「(優勝で)やった!!という思いとホッとした気持ちです。今回は(出場予定で欠場になった)郡司(浩平)さんと(和田)真久留さんの分まで頑張ろうと。(初日から)疲れを感じていたが最後は気持ちでした。4日間とも積極的に出て自分らしいレースができたと思います。小田原はデビュー戦の場所だし小田原記念優勝はうれしいです。師匠(三ツ井勉さん=引退)をはじめ、お世話になった全ての方に感謝してます」と喜びを語った。

 ナショナルチームに所属する松井の魅力はダッシュ力とスピード。「(今後は)10月の世界選手権(フランス)、11月の競輪祭という日程になると思う」。松井が次に競輪を走るのは11月18日開幕の競輪祭になる見込み。神奈川のスピードスターは競輪と自転車競技を両立していく。

 《世界選手権出場へ》優勝した松井は未定(10月に世界選手権出場予定)、2着の田中晴基は向日町記念(9月2~5日)、3着の守沢太志は松阪記念(9月9~12日)。

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2021年8月30日のニュース