【船橋・ダイオライト記念】17日発走 必勝ポイント・注目馬ピックアップ編

[ 2021年3月14日 05:30 ]

昨年のJDDを制し、今回のダイオライト記念でも注目が集まるダノンファラオ
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 船橋競馬の20年度ラスト開催があす15日から19日までハートビートナイターで行われる。引き続き無観客で実施。注目の長距離G2「第66回ダイオライト記念」(2400メートル)は17日ゲートイン。2年連続Vを狙うアナザートゥルース、昨年のジャパンダートダービー馬ダノンファラオ、重賞3連勝中のマスターフェンサーなど豪華メンバーがエントリー。枠順はきょう14日に確定する。

 20年のダイオライト記念を1番人気で逃げ切ったアナザートゥルース(セン7=美浦・高木)が今年も元気いっぱいだ。1月中京G2東海Sでは7番人気ながらオーヴェルニュから0秒3差の2着。高木師も「いい内容だったし、レース後も順調に調整できている」と目を細める。昨年はJRAの名手・ルメールを背に栄冠をつかんだが、今年は地方のトップジョッキー森泰斗(船橋)と初コンビ。1年ぶりの白星へ強力なパートナーを得た。「昨年勝っているレースだし、左回りの方が合う感じなので期待している」と高木師。連覇の可能性は十分だ。

 G1馬のダノンファラオ(牡4=栗東・矢作)は今季初戦で川崎記念3着。ダートグレード3勝目こそならなかったが、まだまだ上昇が見込める。矢作師は「先週まで緩い感じだったが、今週(10日)やって、ずいぶん良くなった。大体仕上がると思う。2400メートルでも折り合いは大丈夫。かしわ記念の1600メートルより、この距離の方がいいと思ってここへ」と語った。昨年11月のG2浦和記念以来、3戦ぶりの勝利を狙う。

 南関東初登場となるのがマスターフェンサー(牡5=栗東・角田)。3歳時は米国ケンタッキーダービーに挑戦し6着と健闘した逸材。昨年は夏の盛岡G3マーキュリーC、秋の金沢G3白山大賞典、冬の長距離G2名古屋グランプリと地方遠征でダートグレードV3を決めた。「外傷で川崎記念を回避し、休み明けになるが、順調な仕上がり。力は出せると思う。距離は2000メートル以上がいい。折り合いを気にする馬ではないので」と角田師。V候補の一角だ。

 地方馬マンガン(牡4=川崎・田島)は2月に大井2600メートルのS2金盃で9馬身差勝ちと圧巻のパフォーマンスを披露。初の中央交流重賞でどんなレースを見せるか注目が集まる。(特別取材班)

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2021年3月14日のニュース