【ステイヤーズS】オセアグレイト重賞初V!横典で“開花”無尽蔵のスタミナ発揮

[ 2020年12月6日 05:30 ]

<ステイヤーズS>タガノディアマンテ(左奥)をゴール前で差し切ったオセアグレイト(撮影・西川祐介)
Photo By スポニチ

 名物マラソンG2「第54回スポーツニッポン賞ステイヤーズS」が5日、中山競馬場で行われた。横山典弘(52)の巧みなリードに導かれた7番人気オセアグレイトが初重賞制覇。早くから期待されたステイヤーの資質が「JRA平地最長重賞」で見事花開いた。

 オセアグレイトの馬上。横山典が追って、追って、追う。人馬ともに疲労は最高潮だが、逃げ粘るタガノディアマンテとの差が見る見る詰まっていく。馬体がピタリと合ったところがゴール。3600メートルを走り、着差はわずか頭差。横山典は左手で小さくガッツポーズだ。レース後は「疲れました。レースはプラン通りでした」と笑顔で振り返った。

 菊川師が思わず「やっぱりうまいよね」とため息をつく好騎乗。行きたがる相棒を馬の後ろで我慢させ、内ラチぴったりの経済コースで体力を温存した。「春2戦(メトロポリタンS、目黒記念)で典ちゃんにやられたので、逆にこの馬に乗ってくれたら勝てるんじゃないかと話していた。これで年を越せます」と上機嫌。レース前日の金曜を含め、中間は3度も横山典を調教に乗せた。このレース10年ぶり(10年コスモへレノス)の勝利に笑顔が絶えなかった。

 早くから、その無尽蔵のスタミナを買われたオセアグレイト。この勝利で今後の展望がぐっと開けた。師は「有馬記念(27日、中山)への登録は馬の状態を見てから。目標は天皇賞・春(5月2日、阪神)になる。その前にAJC杯(1月24日、中山)か日経賞(3月27日、中山)を使いたい」と見通しを語った。

 これで14年デスペラードに次ぐ、このレース6勝目(歴代単独2位)となった横山典。「元々、能力がありそうだと思っていた。大きいところで頑張ってほしい」と新相棒に期待を寄せる。「騎手の腕が問われる長距離戦」でこれ以上ない鞍上。長距離戦線に楽しみなコンビが現れた。

 ◆オセアグレイト 父オルフェーヴル 母ブルーダヌーブ(母の父バーリ)16年5月29日生まれ 牡4歳 美浦・菊川正達厩舎所属 馬主・IHR 生産者・北海道新ひだか町の下屋敷牧場 戦績16戦5勝 総獲得賞金1億3109万9000円。馬名の由来はオセアニア+偉大。

続きを表示

この記事のフォト

「根岸S」特集記事

「シルクロードS」特集記事

2020年12月6日のニュース