【京王杯2歳S】モントライゼ 父譲りの快速で重賞初V!ルメール高評価「トップレベルに行ける」

[ 2020年11月8日 05:30 ]

<京王杯2歳S>レースを制したモントライゼ(右端)(撮影・郡司 修)
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 7日、2歳重賞が東西で行われ、阪神の牝馬G3「第25回ファンタジーS」は、小倉2歳Sの覇者・メイケイエール(武英)が好位から抜け出して2歳日本レコードでデビュー3連勝。1番人気に応えた。東京のG2「第56回京王杯2歳S」は2番人気モントライゼ(牡=松永幹)が2番手から抜け出して重賞初制覇。同馬は小倉2歳S2着で、今年の同レースのレベルの高さを証明した。

 モントライゼが父ダイワメジャー譲りのスピードを存分に見せつけた。好スタートを切ったが、同厩舎のリメスがハナを切り、2番手で折り合った。4角でルメールのゴーサインに応え、直線入り口では早くも先頭に。後続の目標にされたが、残り300メートルでムチが入ると、そこからもうひと伸び。デビュー4戦目で重賞初制覇を飾った。

 初コンビのルメールは最終追いで騎乗して、かなりの感触をつかんでいた。「調教で凄くいい感じだった。勝つ自信はありました。いいスタートで、いいポジションが取れた。1~2角でも我慢できたし、スピードもたくさんあると思います」と笑顔。同レース最多4勝目となった鞍上はダイワメジャーにも騎乗経験(05年マイルCS=2着)があり、「メジャーの子らしくムキムキ。速いペースが維持できます。坂のある府中の1400メートルをこなせたから、距離はもうちょっと長くてもいける。トップレベルに行ける馬」と高評価を下した。

 プラス14キロでの出走に松永幹師は「ちょっと余裕があったので心配でしたが、うまく脚がたまった。上手に乗ってくれました。マイルくらいまでは大丈夫だと思う。次は暮れのレースになると思うけど、オーナーと相談して決めたい」と話した。次走は朝日杯FS(12月20日、阪神)が有力だ。

 ◆モントライゼ 父ダイワメジャー 母ムーングロウ(母の父ネイエフ)18年4月4日生まれ 牡2歳 栗東・松永幹厩舎所属 馬主・キャロットファーム 生産者・北海道安平町のノーザンファーム 戦績4戦2勝(重賞初勝利) 総獲得賞金5864万6000円。馬名の由来は月旅行(ドイツ語)、母名から連想。

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