騎手コロナ陽性で川崎競馬中止…中央、地方通して初

[ 2020年8月25日 05:30 ]

中止を知らせる川崎競馬場の外向きビジョン
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 川崎競馬は24日、16~21日の大井開催に騎乗し、この日、川崎で騎乗予定だった船橋所属の騎手1人が新型コロナウイルス感染症陽性である、との連絡が早朝に同競馬場に入ったため、新型コロナウイルス感染症拡大を防止する必要があるとして、同日と25日の開催を取りやめる、と発表した。なお、25日に予定していたスパーキングサマーC(26日11R)の前日発売も行わない。競馬の開催中止は中央、地方を通して初めてのケースとなった。

 現在、川崎に陽性者はいないが「まず第一に濃厚接触者を特定し、感染拡大を防止する措置を講じる必要がある。このことから、大量の騎手乗り替わりが発生する可能性が大きく、かつ濃厚接触者でない騎手を確保することができないと判断した」(同競馬場)ため、午後0時30分、当日の開催中止が正式決定。さらに、同様の理由で午後4時20分、25日の開催中止についても追加決定した。また、26日以降の開催については引き続き協議中としている。

 陽性者が出た船橋競馬場によると、大井開催中に発熱者が出たことで、21日に任意で騎手8人にPCR検査を実施。24日午前9時に結果が出て1人が陽性となった。今後は船橋の騎手会主導で騎手全員が24日中に検査を受け、26日午前には結果が出る予定。その結果を受けて「来週の自場開催を検討したい」(同競馬場)と話した。また、大井競馬場では濃厚接触者と疑われる騎手に関しては自宅待機させて様子を見ている状況だ。神奈川県川崎競馬組合は「お客さまならびに関係者の皆さまにはご迷惑をおかけすることを深くおわび申し上げます」とコメントした。

 他の公営競技では新型コロナウイルスの影響で中止を余儀なくされていたが、いよいよ競馬にも影響が及んでしまった形だ。

 ≪JRAは無観客継続≫中央競馬では、2月29日の開催からG1を含めて全てのレースを無観客で実施しているが、新型コロナウイルスの影響によって開催が中止になったケースはない。また、7月には新潟競馬(8月15日~9月6日の開催)で限定での入場再開が発表されたものの、その後に全国で感染者数が拡大したため、入場再開の取りやめを発表した。

 ≪競輪はG1中止≫新型コロナウイルスの影響で中止となった他の公営競技で、一番影響を受けたのが競輪。緊急事態宣言が発令された4月7日以降、続々と開催中止が発表され、5月5~10日に静岡競輪場で開催予定だった伝統のG1「第74回日本選手権競輪」までも中止となった。7月から9月までのG3、FIおよびF2開催については、1レースにつき7車立てとし、1日9レースの4日制または3日制の開催で実施している。さらに、原則として開催競輪場の所在都道府県と近隣の選手を中心に斡旋するなど厳しい状況が続いている。一方、ボートレースは宮島(8月3~8日)、住之江(同11~16日)の開催が、それぞれ直近のレースに出場していた選手の新型コロナウイルス感染が判明したことから中止された。また、オートレースは緊急事態宣言発令後に山陽(4月20~22日)が中止となった。

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