【寺下の変　特別編】２８日札幌５Ｒ　スタート速いヒルノアニモの“逃げ推し”

　今週は北海道に出張。週中は函館で取材したが、札幌の開幕重賞・クイーンＳは８頭が函館で調整していた。せっかくなら、取材した馬の中から勝ち馬が出てほしい。重賞だけじゃなく、新馬戦も注目馬がそろった。札幌５Ｒの新馬戦は◎ヒルノアニモで勝負する。

　人気のアルママ、レーヴドカナロアは既に札幌に移動していたが、推奨馬は函館で入念に乗り込んでいた。送り出す昆師は「距離は持つと思うが、ゲートが速すぎるから１５００メートルから使う」と明かす。札幌の芝１５００メートルはＪＲＡ唯一の距離。舞台はスタート直後にカーブするレイアウトで、内枠が圧倒的に有利。まして、開幕週ならロスなく運べる先行馬＆内枠勢を狙うのが鉄則だ。

　枠は少し外め（８番）に入ったが、ロケットダッシュを決めれば先手を奪えるはず。指揮官は「完成度が高くて、古馬みたいな風格がある。育成の段階から良かった馬だから」と期待十分。人気勢がさらに外の枠に入っており、“並び”もいい。新馬戦でも“逃げ推し”したい。

　勝負馬券は単複と、馬連流しで相手は○レーヴドカナロア、▲アルママ、☆アドマイヤスコール、以下△スポーカンテソーロ、サクララージャン、ニューヨークタヤス、エムアイグランツの７頭へ。