【細原・騎手で獲る 特別編】10日阪神8R オジュウとの再戦まで負けられないアップトゥデイト◎

[ 2018年3月10日 08:00 ]

 昨年のベストマッチと問われれば、真っ先に思い浮かぶのが暮れの中山大障害。アップダウンの激しい大障害コースをオジュウチョウサン、アップトゥデイトの激しいつばぜり合い。4100メートル(4分36秒1のレコード決着)を互いに走り抜いて、着差はわずかに0秒1。場内のファンはどよめき、割れんばかりの大歓声で両馬を称えていた。林騎手はレースを振り返り「あれで勝ったら“神騎乗”だったけどな…。普通の馬なら、あのペースで逃げたらバタバタになる。それで走り抜くんだからスゴイ馬だよ。でもオジュウに勝つにはあの競馬しかなかったから」。大胆な奇策に出たアップに真っ向から立ち向かい、レースを制したオジュウ。本当に素晴らしい一戦だった。

 林騎手は区切りの2000回騎乗で引退を表明している。「自分で決めたこと。でも、まだ(引退まで)12鞍も残っているから。オジュウに勝つためには、ここは負けられないよ」。阪神スプリングJ(8R)はもちろん◎アップトゥデイトで勝負。「前走後も回復は早く、しっかり調整できた。8歳だけど背が伸びて成長している。出来は言うことないよ」と佐々木師。両人の言葉からも勝負気配がヒシヒシと伝わってくる。雪辱の春へここはキッチリ決める!! 馬単で相手グッドスカイ、シンキングダンサー、ルペールノエルの3頭で勝負。

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2018年3月10日のニュース