【鳥谷越・本社予想の稼ぎどころ】15日福島2R 去勢効果で走りが一変したペラッチが未勝利を卒業

[ 2017年7月15日 08:00 ]

 決して相性のいい重賞とは言えなかった先週の七夕賞だが、今年は◎☆△で的中することができた。レース展開の読みや◎ゼーヴィントの立ち回りも、ほぼ予想通り。今後が楽しみになる強い勝ちっぷりだっただけに、骨折のニュースは本当にショックだった。極限のスピードで走る競走馬にケガはつきもので、能力の高い馬ほどリスクが高くなると分かってはいるが…。故障が完治し、再び高レベルなパフォーマンスを見せてくれる日を待ちたい。

 素質はあっても、さまざまな要因で能力を発揮できないサラブレッドは多い。本日の勝負レースとした福島2Rの◎ペラッチも、気性的な問題に悩まされてきた1頭。後方から極端な競馬しかできず、デビューから6戦続けて勝ち馬に1秒以上も離される完敗が続いた。そこで陣営は去勢を決断。4カ月半ぶりに戦列へ復帰した前走では、それまでとは一変して2番手をスムーズに追走。最後は甘くなったものの、13番人気の低評価を覆して3着に粘り込んだ。去勢の効果は絶大で、中間は久々を叩かれての上積みを感じさせる絶好の動き。手塚師は「まだ内枠だと怖い面も…」と慎重だったが、決まった枠順は幸いにも外めの12番。ライバル勢に“善戦タイプ”が多い今回は初勝利の絶好機で、強気にアタマで狙う。

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2017年7月15日のニュース