【ユニコーンS】ダービー蹴って参戦!シゲルコングの雪辱

[ 2017年6月16日 05:30 ]

 【東西ドキュメント・美浦=15日】今年のダービー前、栗東から怪情報が流れた。「賞金を持っているシゲルコングがダービーに出てくるんじゃないか」。出走ラインギリギリの陣営はその動向に熱視線。当時の松永康師は「他の調教師からは“出たら?”と言われた。でも力を出せるユニコーンSだよ」と笑っていた。だが、高木は見ていた。師が「(時間が)足りないよなあ」とダービーまでの調教本数を逆算する姿を。

 賞金を大きく加算したのが全日本2歳優駿の2着。リエノテソーロには敗れたものの、好位から果敢に競馬を進めた。近走は出遅れ&イレ込みで力を発揮できていないが、この中間はゲート練習を行い、当日はパシュファイヤーを着けて臨む。「あの時のようにポンと出て流れに乗れば面白い。まさかここで対戦するとは思わなかったけど、リベンジしたいね」と師。変則ローテを歩むリエノが過去に対戦経験があるのは同馬だけ。一世一代の大舞台をパスして挑むコングのリベンジレースに注目したい。

続きを表示

2017年6月16日のニュース