【住之江・太閤賞】峰がG1・5勝目「ファンの声援のおかげ」

[ 2017年6月16日 05:30 ]

横綱相撲の逃げ切り劇でG1・5勝目を挙げた峰
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 ボートレース住之江の開設61周年記念「G1太閤賞競走」優勝戦が15日の最終日第12Rで行われ、峰竜太(32=佐賀)が通算5回目、住之江では12年10月の高松宮記念以来のG1優勝を飾った。2着に木下、3着に篠崎元が入り、3連単、2連単とも1番人気の決着となった。

 予選トップ通過から準優逃げ切りと計算通りに進めて来た峰。しかし、優勝戦は前づけ必至の江口の存在が悩ましく「進入がどうなるか予想がつかなかったので久々に緊張しました」と内心穏やかでなかった。

 それでも100メートルを少し超えた位置からコンマ08のナイスショット。懐を取った3コースから木下がコンマ06を決めて迫ったが寄せつけずに“横綱相撲”の逃げ切り劇を演じてみせた。

 相棒33号機は数字もパッとしないエンジンだったが、前検で「ペラを叩いたら起こし、行き足が良かった。伸びも余裕がありました」と仕上がり早をアピール。上位のレベルをキープして優勝に結びつけた。

 表彰式では「オールスター(福岡)のファン投票では1位に選んでもらったし、ファンの皆さまの声援のおかげ」と感謝。続けて「年末に来る時はSGタイトルを持って戻ってきます!」と高らかに宣言した。

 この優勝で賞金ランクは前検日の8位から4位へ。そして、次は鳴門グラチャンだ。鳴門といえば予選トップ通過した昨年オーシャンC準優1号艇でF…。それでも「好きなレース場に変わりはないので去年のリベンジを果たしたい」と前向きだった。

 ◆峰 竜太(みね・りゅうた)1985年(昭60)3月30日生まれの32歳。04年11月に95期生でデビュー。2年目に地元からつで初V。同姓同名の人気タレントがいることで知名度は高く、07年5月の笹川賞(現オールスター)でSG初出場。09年1月の地区選(芦屋)でG1初優出初Vを飾る。今年のオールスターには自身初のファン投票1位で選ばれている。

 ◆次走 峰竜太、篠崎元志、江口晃生、丸岡正典の次走は20日からの鳴門SGグランドチャンピオン。松井繁、山崎智也、池田浩二、菊地孝平、井口佳典、石野貴之、桐生順平ら強豪と優勝を争う。木下翔太は19日からの徳山一般戦。村上純、益田啓司、海野康志郎らが参戦。一宮稔弘は20日からの多摩川一般戦。須藤博倫、深谷知博、黒井達矢らが出場する。

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2017年6月16日のニュース