【宝塚記念】キタサン1倍台濃厚…「一強」宝塚記念を振り返る

[ 2017年6月13日 10:50 ]

<99年宝塚記念>単勝1・5倍の圧倒的1番人気スペシャルウィーク(奥)を下したグラスワンダー
Photo By スポニチ

 中央競馬・上半期の総決算「第58回宝塚記念」(G1、芝2200メートル)が25日、阪神競馬場11Rで行われる。大阪杯、天皇賞春とG1を連勝しているキタサンブラック「一強」の様相で単勝オッズ1倍台の圧倒的人気が予想されている。

 過去20年で単勝オッズが1倍台となったのは8度。99年スペシャルウィーク、00年01年テイエムオペラオー、05年タップダンスシチー、06年ディープインパクト、09年ディープスカイ、15年ゴールドシップ、16年ドゥラメンテの7頭がマークしている。

 このうち勝利したのは00年テイエムオペラオーと06年ディープインパクトの2度のみ。その場合でも00年は2着に6番人気メイショウドトウ、3着には9番人気ジョービッグバンが入り、06年も2着に10番人気ナリタセンチュリー、3着には9番人気バランスオブゲームが入ったため高配当となった。

 一方、単勝1倍台の馬が敗れた年にも共通点が。大出遅れで競馬にならなかったゴールドシップを除いて、「一強」馬を打ち負かしたのは2番人気か牝馬のみ。スペシャルウィークはグラスワンダーに、テイエムオペラオー(01年)はメイショウドトウに、ディープスカイはドリームジャーニーに、それぞれ2番人気の“ライバル”に負かされた。残った05年はスイープトウショウ、16年はマリアライトと牝馬が戴冠した。

 ◇「一強」の宝塚記念 グレード制導入後では単勝1倍台の馬は4勝、2着5回、3着1回、着外2回と勝率33%、連対率75%と好成績。勝利したのは93年メジロマックイーン(1・5倍)、94年ビワハヤヒデ(1・2倍)、00年テイエムオペラオー(1・9倍)、06年ディープインパクト(1・1倍)の4頭。この4年はいずれもレース当日に雨が降っていた。

続きを表示

2017年6月13日のニュース