【函館SS】コウセイ揺るぎなし!脚質有利&重馬場も余裕

[ 2017年6月13日 05:30 ]

函館SSに出走するセイウンコウセイ
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 今週から北海道シリーズがスタート。函館開幕週のメインはサマースプリントシリーズ第1戦の「第24回函館SS」。主役は高松宮記念覇者セイウンコウセイ。G1ウイナーに死角はあるのか?徹底チェックの答えは…。

 02年ショウナンカンプ以来、高松宮記念の優勝馬が直行参戦する今年の函館スプリントS。セイウンコウセイの断然人気が確実の中、データ的にはどれほどの信頼度があるのか。高松宮記念が5→3月開催に替わった00年からの結果を基に考察する(09年の函館SSは札幌開催)。

 (1)前走 高松宮記念Vからの参戦は、前述ショウナンカンプだけ。1・2倍の1番人気で4着に敗れているものの、同レース出走組で見れば【3・3・1・14】の好成績を残している。他路線組はCBC賞【2・3・2・16】、京王杯SC【2・0・1・13】、テレビ愛知オープン【1・1・2・13】など。勝率14・3%、連対率28・6%は15頭以上の出走があった組では抜けている。

 (2)脚質 優勝馬17頭中12頭が4角5番手以内からのV。芝がまだ荒れていない開催序盤に行われる同レース。直線が短い小回りということもあり、前で運べる馬が有利だ。好位抜け出しを得意とするコウセイは現在、11戦連続で4角4番手以内で【6・4・0・1】。脚質もバッチリだろう。

 (3)洋芝適性 力のいる洋芝をこなせるのかも鍵になる。V馬が過去に走っていた重馬場のレースを調べると【5・0・2・2】と高い道悪適性を示していたことが分かる。重馬場で1戦1勝、やや重だった高松宮記念も楽にこなしていたコウセイ。パワーも備えており、初の洋芝は問題なさそうだ。

 (4)騎手 函館芝1200メートルの騎手別成績(07年以降)は31勝の岩田がトップ。三浦26勝、横山典20勝と続く。函館SSに限れば【3・2・0・4】の池添(今年はホッコーサラスターに騎乗予定)が信頼できる。コウセイの幸は函館芝6Fコース自体が3回目。それでも08年函館SSのプレミアムボックス(8番人気)で4着の経験があるなら大きな割引は不要か。

 結論 データで重箱の隅をつつこうにもセイウンコウセイ優勢の事実がズラリと並ぶ。北海道シリーズ1発目の重賞は堅い決着が濃厚だ。

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2017年6月13日のニュース