【AJC杯】中山11F3戦全勝「玄人好み」のミライヘノツバサ

[ 2017年1月18日 05:30 ]

今年の飛躍が期待されるミライヘノツバサ
Photo By スポニチ

 22日の中山メイン「第58回AJC杯」は、ミライヘノツバサが強い菊花賞組を証明する。昨年の菊花賞1着サトノダイヤモンドは有馬記念を勝ち、5着ミッキーロケットは17日の日経新春杯を制した。最強世代と目された菊の舞台を“けん引”したツバサ。同馬にも重賞制覇の資格は十分にある。

 果敢に逃げたその菊花賞。終始サトノエトワールに絡まれ続ける苦しい展開になり、前半5Fの通過タイムは59秒9のハイペース。ラストはさすがにバテて、13着に敗れたものの直線半ばまで見せ場をつくった内容は評価できた。伊藤大師は「やっぱり皐月賞(12着)、菊花賞を経験できたのは大きい。ここにきて生きているよね」と大舞台での経験値を信頼している。

 大逃げする馬の離れた2番手という難しい競馬となった前走・迎春S。菊花賞からプラス16キロ、初の500キロ超えと数字通りに成長した姿で快勝したが、師は「本当はもう少し(体重が)あってもいいくらい。まだパドックではうるさいし、手前も替えない。そこらへんの伸びしろがあると思っている」とさらなる進化に期待を込めた。

 機動力の生きる中山コースはめっぽう強く、今回の中山2200メートルは3戦全勝。「自分にもなんとなく中山が合うというイメージがあるからこだわっているんだろう。玄人好みするような馬だけど頑張ってほしいね」と師。最強世代のいぶし銀。先に重賞をつかんだライバルたちにここで追い付く。

続きを表示

2017年1月18日のニュース