ソルテ収穫の秋 地方馬9年ぶりのJBCスプリント獲りなるか

[ 2016年9月23日 05:30 ]

JBCスプリント制覇を目指す大井のソルテ

 【地方競馬です!!】JBC(11月3日、川崎)につながる2重賞が今週、大井で行われた。JBCといえば、スプリントでソルテ(牡6=大井・寺田)が地方馬9年ぶり2度目の王座なるかが注目の的(07年フジノウェーブがスプリントV)。15日の秋初戦、オーバルスプリントは2着だったが、期待が揺らぐような敗戦ではなかった。

 週明け、師に様子を聞いた。「直後はさすがに疲れがあったけど、もう元気いっぱい。下がっていったわけではないし悲観はしていない。チャンスはあるね」と笑顔。レガルスイに外に付けられての逃げ。これを競り落とし、抜け出したところを戸崎レーザーバレット(連覇)に半馬身差された。吉原も「ああいう形になると決め手のある馬が来るからね」。ソルテの走りそのものには納得の様子だった。夏にしっかり充電休養した成果。相変わらずの強い走りに記者も安心した。

 また、戸塚記念2着の東京ダービー馬バルダッサーレ(大井・中道)はダービーGP(11月20日、水沢)へ向かう。「月1走ぐらい使っていた方が良さそうなタイプ。その前に一度どこか使うかもしれない」と師。かしわ記念7着後にリフレッシュ休養していたハッピースプリント(牡5=大井・森下)は28日のG2日本テレビ盃にエントリー。地方も本格的な秋競馬の季節を迎える。(池田 裕文)

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2016年9月23日のニュース