【フローラS】ミスターX 休養で成長、フロンテアクイーン期待

[ 2016年4月24日 05:30 ]

 東京11R・フローラSはフロンテアクイーンに託す。メジャーエンブレムに5馬身離された前走・クイーンC(2着)後は、目標をオークスにシフト。休養で成長を促し、満を持してクラシック戦線に戻ってきた。最終追いに騎乗した蛯名は「全部がアップしている。前走は冬毛もボーボーだったが、カイバを食わし込んで馬が凄く良くなった」とその進化を強調する。

 1戦ごとの上昇度はエクラミレネールを物差しにすると分かりやすい。2走前・菜の花賞は半馬身及ばずの2着だったが、次戦のクイーンCでしっかりリベンジ(エクラ7着)。そのライバルは、前走・ニュージーランドTをただ1頭の牝馬として出走。勝ち馬にタイム差なしの3着に好走し、間接的にフロンテアクイーンの能力も証明した。歴戦の国枝厩舎が選択したオークス狙い。前走のイメージを持ち続けていると、痛い目にあう。馬単(9)から(2)(3)(4)(11)(14)(18)。

 京都11R・マイラーズCは今度こそフィエロが決める。マイラーズCは3度目の挑戦で、ここまで2→3着。重賞戦(海外除く)は【0・4・2・2】とどうにも勝ち切れないが、能力は疑う余地がない。1番人気に推された昨年は果敢に内ラチ沿いを攻めたが、勝負どころで前がふさがる不利。それでもメンバー2位の上がり(3F32秒5)で、勝ち馬レッドアリオンに0秒1差まで迫った。2走前・マイルCS(2着)は勝ち馬モーリスにこそ離されたが、今回再戦のダノンシャーク(10着)、アルマワイオリ(11着)、レッドアリオン(18着)には先着。ここなら力は上位だ。

 最終追いは馬なりのまま僚馬を置き去りにするパフォーマンス。ラスト1F11秒6の爆発力で好調を印象づけた。初コンビの鮫島良は「抜け出してからもいい反応で、最後は余力もあった。先週よりも動きはいい」と納得の表情だ。初コンビと言えど、普段の調教パートナーを務める鞍上は細かい癖まで知り尽くしている。7歳にして衰え知らず。悲願の重賞初制覇はここで決める。馬単(7)から(1)(2)(3)(6)(14)(15)。

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2016年4月24日のニュース