【ラジオNIKKEI賞】アンビシャス ルメール“小回りの福島も大丈夫”

[ 2015年7月3日 05:30 ]

ルメール騎手

 ターフライター・平松さとし氏がレースのキーマンに迫る「The Keyman」は、ラジオNIKKEI賞でアンビシャスに騎乗するルメール騎手を直撃した。

 ――アンビシャスですが最終追い切りには乗らなかった?

 ルメール騎手 はい。1週前には乗って少し重いかな?と感じました。だから「もう少し調教が必要かも」と厩舎には伝えました。今週はその通り乗ってくれたようです。

 ――前走(プリンシパルS、1着)を振り返ってください。馬体重458キロはデビュー以来、最も軽かった。

 僕自身が乗るのは新馬戦以来だったし、特に細くなっているとか軽いとかということは感じませんでした。

 ――スタートは速くなかった?

 速くはなかったけど、凄く遅かったわけではありません。だから中団より少し後ろあたりには付けられました。

 ――前半は少し引っ掛かった?

 そう激しく行きたがったわけではないけど、少し掛かりました。

 ――レース前から折り合いが心配と言われていましたね。

 自分の感触としては1600メートルがベストだと思いました。だから2000メートルの前走は折り合ってくれないと厳しいと思いました。

 ――途中からは折り合った?

 前半だけ行きたがったけど、それなりのペースで流れてくれたのですぐに折り合って走ってくれました。これなら大丈夫だと思いました。

 ――直線入り口では前がズラリと壁になる形。心配になりませんでしたか?

 全く心配しませんでした。この馬はゴーサインを出せばすぐに反応してスピードに乗れるタイプ。だから前さえ空けば大丈夫だと思っていました。

 ――実際、空いた途端に大きなストライドで一気に加速しました。

 ダイナミックな伸びで本当に瞬発力があります。最後は凄い脚を見せてくれました。

 ――大跳びな面は小回りの福島競馬場では問題ないですか?

 スピードもあるタイプだし、決して不器用ではないので大丈夫でしょう。

 ――1800メートルですが折り合いの心配は?

 開幕週できれいな馬場はスピードが出ますよね。そうなれば自然と折り合ってくれると思います。

 ――ルメール騎手自身、福島コースは初めてになります。

 フランスもそうですがヨーロッパのコースはトリッキーなところもあってたまに心配になるけど、JRAのコースはどこもきれいに整備されています。福島もそれほど厳しい坂があるわけでもないようなので、しっかり乗ってみせます!

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2015年7月3日のニュース