【日本ダービー】(14)ドゥラメンテ気性制御カギ

[ 2015年5月31日 05:30 ]

坂路で最終調整を行うドゥラメンテ

 皐月賞馬ドゥラメンテはスピード感あふれる動きで坂路を駆け上がり(4F74秒8)、南Dコースへ。10頭隊列の4頭目で半周。首をグイッと下げて闘志を内に秘めている様子だったが、スピードに乗るとチャカチャカする面も見せた。

 激しすぎる気性のコントロールが最大のポイント。皐月賞は4コーナーで大きく外へ膨れる“悪癖”を見せ、鞍上のデムーロは騎乗停止に。堀師は「瞬時にトップスピードに入れる馬が、外へ持ち出しながら進路を探し、コーナーを曲がり切る前に得意の左手前に替えたため、ベクトルが外に向いてしまった」と説明。課題克服へ、陣営は精神面を重視した調整を重ねてきており、初の2400メートルについても「メンタルが平常なら、操縦が難しい馬ではない」と手応えを感じている様子。

 鞍上のM・デムーロは03年ネオユニヴァースでダービー制覇を成し遂げているが、今年3月に通年免許を取得してからは初めて迎えるひのき舞台。「JRAのジョッキーとして頑張りたい。何よりも馬を落ち着かせるのがイチバン。いかに1、2コーナーでスムーズに運べるか」とレース運びのポイントを挙げた。

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2015年5月31日のニュース