【天皇賞・春】素質開花の4歳馬、アドマイヤデウスをV指名
天皇賞・春過去10年のデータを徹底分析した結果、アドマイヤデウスがV候補に浮上した。
(1)牝馬 過去10年で馬券圏内なし。挑戦自体が4頭と少ないのだが、その4頭は豪州で殿堂入りしているマカイビーディーヴァに、日本馬はアドマイヤグルーヴ、テイエムプリキュア、メイショウベルーガとG1級ばかり。果敢に挑戦する牝馬は応援したいが、現実は厳しい。
(2)高齢馬 7歳以上馬の優勝はなく2着2回止まり。善戦はしても勝ち切るまでは難しい。昨年2着ウインバリアシオン、3着ホッコーブレーヴはヒモ候補。頭では狙いづらい。
(3)前走 大敗からの巻き返しは、まずないと見ていいレース。優勝馬10頭中、前走敗戦から巻き返したのは5頭。そのうち4頭が5着以内かつ勝ち馬と0秒5差以内の条件を満たしていた。唯一の例外は12年Vビートブラック(阪神大賞典10着)だが、この馬は菊花賞3着の実績があったので例外項目を設けた。6頭とお別れだ。
(4)6歳 残った馬を年齢別に分析する。6歳で優勝した2頭は直近4戦で全て掲示板(5着以内)を確保と安定していた。3連覇を狙うフェノーメノは不振続き。G1・5勝ゴールドシップも凱旋門賞14着は仕方ないとして、AJC杯7着はいただけない。
(5)4歳 過去10年のV5頭に共通するのは3勝かつオープン2勝以上という戦績。菊花賞2着が光るサウンズオブアースだが白星が未勝利と500万下の2勝では実績不足か。
(6)キズナ危うし 人気確実のキズナには厳しいデータが存在する。前年に1番人気で敗退した馬が翌年に出走したケースは62年から10連敗中。勝ったのは長い歴史の中でも41年マルタケ(前年4着)1頭のみ。何と戦前の話だ。相性がいいはずの大阪杯組も2着馬に限ると本番で5着以内すらない。
結論 1位指名はアドマイヤデウス。今年に入って重賞連勝と素質が開花した4歳馬。有力馬の多くが死角を抱えるだけに、勢いに乗っての戴冠も十分だ。
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