西浦厩舎、ドバイ・タルマエ&中京・サドンでW美酒だ

[ 2015年3月25日 05:30 ]

 【G1ドキュメント=24日】これは人気の盲点だ。末脚自慢のサドンストームは“香港の雄”ラッキーナインの半弟という良血。血統的にはG1でも優に通用するポテンシャルを秘めている。前走後の検量室取材、「G1に出られれば楽しみなんですけど、厳しいですよね…」と国分優は悔しそうにコメントしていたが、賞金順17位タイで滑り込みセーフ。侮れない実力に加えて強運も感じた岡崎は、西浦厩舎に担当の深川助手を訪ねた。

 「(回避した)ラッキーナインが来日していたら、出られなかったかもしれませんね。入って良かったです。今回は何より優作(国分優)でG1を使えるのがうれしい。うちの厩舎をよく手伝ってくれるし、腕もある。いい馬に乗れたら、もっと上に行ける騎手だと思っていますからね」

 昨年のスワンS以降は5戦連続で掲示板を確保。月1走ペースだけにそろそろ疲れが気になるが、状態面の不安はなさそうだ。

 「好調期間が凄く長いタイプ。さすがに上積みはないけど、いい状態で使えるはずです。繊細な面がある馬だけど、最近は競馬で我慢できるようになってきたし、それも好成績につながっているんだと思います。中山向きのイメージはないし、G1を勝つならここしかないでしょうね」

 レース当日の29日未明にはドバイWCに僚馬ホッコータルマエが挑む。「中京へ出発前にレースは見ますよ。タルマエが勝って、それに続ければいいですね」と深川助手。ドバイと中京、それぞれの舞台で西浦厩舎から目が離せない。

続きを表示

2015年3月25日のニュース