フェブラリーS参戦ハッピー 森下師も狙うステップアップ

[ 2015年2月20日 05:30 ]

森下師

 【地方競馬です!!】13年地方年度代表馬、14年同3歳最優秀馬ハッピースプリント(牡4=大井)がフェブラリーS(22日、東京)でさらなるステップアップを狙う。追い切りの様子は19日付中央競馬面でお伝えしたが当欄でもう少し情報を。

 1月の川崎記念は1週前にビシッとやって直前は息を整える程度。今回は1週前に5F66秒9~52秒5~37秒9。そして直前に3頭併せで63秒1~49秒4~35秒7としっかり負荷をかけた。昨春までは絶対能力の違いで同世代のライバルを退けてきた同馬。森下淳平師(35)は「強い負荷をかけた時の反動の出方、体の張り方が春とは違う。今回(の負荷)は春なら疲れが心配になるところだが、今なら持ちこたえてくれるはず」と体質が強化したことを明言した。記者も同馬本来の弾むような伸び伸びしたフットワークが戻ってきたと感じた。

 「人間に例えれば、まだまだ学生みたいなもの」と同馬の土台づくりに励む師。10年秋開業。12年にプレティオラスで史上最年少の東京ダービートレーナーに。だが、10年、20年のスパンでさらに上を見据える。「中央の調教師は海外でも活躍している。その中央で互角以上に戦えるようになれば…。僕も厩舎も力をつけていかなければならない」。中央G1初挑戦の今回、陣営にとっても大きなステップアップのチャンスとなる。 (池田 裕文)

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2015年2月20日のニュース