【ローズS】リラヴァティ担当厩務員、17年ぶり思い出の一戦

[ 2014年9月17日 05:30 ]

 【東西ドキュメント・栗東=16日】思い出のレースに17年ぶりに挑む。ローズSのリラヴァティ担当・桑村光史助手がトレセン1年目の97年、当時所属していた福永甲厩舎で任されていたのがメイプルシロップ。3連勝でローズSへ。人馬ともに重賞初挑戦だった。

 「緊張したし、他の馬のことを考える余裕はなかった。当日はゲートまで付いて行ったから、レースはゴールの方に戻りながら生け垣の切れ目から見てた。自分の馬が差し切る勢いで来て、信じられへんかった」と思い出を語った。

 逃げた桜花賞馬キョウエイマーチと3/4馬身差2着。続く秋華賞は8着に敗れたが、感謝を忘れたことはない。「またG1に出たいと思わせてくれた馬。あの頃の気持ちを忘れんように仕事をしているよ」。桑村助手はレースでの勝ち負けを意識せず、担当馬をいい状態で送り出すことだけを考えて仕事に励んでいる。願わくば17年前にかなわなかった勝利を、と岡崎は願った。

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2014年9月17日のニュース