G1狙う伊藤大師の期待馬 サムソンズシエル&チェーザレ

[ 2014年4月4日 05:30 ]

 【東西ドキュメント・美浦=3日】桜が満開。厩舎関係者の誰もがG1出走を夢見る季節だ。小田は伊藤大師の姿を見つけると追った。

 2週前のファルコンSで11番人気アルマエルナト(12日のニュージーランドTを予定)が3着激走。気分が悪いはずがない。「小田さん、△でしたよね。あそこで◎こそ、妙味あるのに」。ちゃんと新聞を読んでいる師の心遣いに小田はホロリ…。

 今週は同期3歳の期待馬2頭。出世レースの山吹賞(土曜中山9R)のサムソンズシエル。3走前の未勝利戦はダートで5馬身ぶっちぎりVを飾ったが、鞍上・ムーアは「芝の方がいい」と助言。その通り、昇級2戦目の前走(3着=中山芝2000メートル)で結果を出した。「前でバテない強みを生かせば」。

 日曜6R・500万下のチェーザレも熱い。「器用で中山マイル向き。2勝目を挙げれば、もしかするとG1に見えてくるので」。ストレートな師の意気に、小田は迷わず◎と決めていた。

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2014年4月4日のニュース