高木登調教師 幸福の黄色い軍団が旋風巻き起こす

[ 2014年4月4日 05:30 ]

インタビューに答える高木登師

 先週、毎日杯をマイネルフロストで制し初の重賞タイトルを手にした高木登師(48)。その翌日には高松宮記念でスノードラゴンが2着。今、美浦で勢いのある厩舎の一つだ。「馬の適性を決めつけないようにしている」と師。その言葉通り、長らくダートが主戦場だったスノーを芝に参戦させ能力を開花させた。

 祖父が東京競馬場の近所で酪農場を経営。同時に馬主だったこともあり幼い頃より競馬が身近な存在だった。最初は騎手を志したが、体が大きく調教師に方向転換。大学まで馬術に励み、卒業後この世界へ入った。

 開業8年目での重賞初V、2度目の平地G1で2着とブレーク。「流れがいい?意識しすぎると運が逃げてしまいそうで…。でも、うまくいく時ってあるんだよなあ」。青葉賞を控えるウインマーレライも擁し、3歳世代は強力布陣。「夢の舞台」と話すダービー初出走は目前だ。

 厩舎カラーは黄色。「深い意味はないんです。他であまり見かけない色だったから。でも黄色って幸せを呼ぶ色なんだってね」とニッコリ。流れに乗ってる幸福の黄色い軍団が、この春、旋風を巻き起こす。

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2014年4月4日のニュース