【中山牝馬S】エバーブロッサム オークス2着馬復活Vへ!

[ 2014年3月14日 05:30 ]

エバーブロッサム(左)はエクセラントカーヴと併せる

 中山牝馬Sの木曜追いが美浦トレセンで行われた。Wコースでは先週6日と同じ、堀厩舎のライバル同士の併せ馬。4F手前で4馬身追いかけたのは1歳後輩・エバーブロッサムの方だ。4F53秒4~1F13秒1。手綱は抑えられたまま。内からエクセラントカーヴに体を並べたところがゴールだった。

【中山牝馬S】

 手綱をしごき、何とか併入に持ち込んだ1週前とは大違い。橋本助手は「先週の反応が鈍かったのでエバーが(負荷が掛かる)追いかける形にしたが、これなら上積みが見込める。いい状態で出せる」と合格点を与えた。

 昨秋2戦の惨敗は度外視可能だ。「関西への長距離輸送が響いた。春とは内容が違い過ぎた」(同助手)。ローズS(14着)はオークス2着時より2キロ減の458キロ。重馬場も響いた。秋華賞(12着)も458キロ。レース3日前に美浦で計測した「調教後の体重」が484キロだから、美浦→京都の輸送で26キロ減。まさにアウェーの洗礼だった。その後は放牧で立て直した。「3歳のこの時季は冬毛がボウボウだったが今は張りがいい。減った体も戻った」。同助手は出来に太鼓判だ。

 オークスでは同世代の最強女王メイショウマンボと0秒2差。ホームの中山は2戦1勝、2着1回。1800メートルではフラワーC2着の実績もある。「輸送距離の短い中山。コース実績もあるし巻き返せる態勢」と同助手。4連勝中の僚馬エクセラントに注目は集まるが実績はむしろ上。背負い慣れたハンデ55キロ。エバーが昨春の輝きを取り戻すお膳立ては整った。

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2014年3月14日のニュース