村上義、長塚ら18選手が「新選手会」移籍 “現選手会”困惑

[ 2013年12月20日 05:30 ]

会見した左から平原、村上義、新田祐、武田、長塚

 「KEIRINグランプリ2013」に出場する村上義弘、長塚智広、平原康多、新田祐大、成田和也の5人を含む競輪選手18人が一般社団法人「日本競輪選手会」を脱会、新団体へ移籍する記者会見が19日、都内ホテルで行われた。

 会見に出席したのは村上義、長塚、平原、新田と武田豊樹の5人。現役トップ選手が世界で活躍できる自転車競技選手を育てる等の目的のために現在の日本競輪選手会を同日付で脱会。財団法人SS11(11年の競輪選手トップ9人によって結成された団体)を母体とした新選手会への移籍を表明した。20年東京五輪が決まった中で、自転車競技の強化普及、世界で活躍できる自転車選手の育成を目的とし、五輪でメダルを量産するため、と報告した。

 この会見を受けて日本競輪選手会の佐久間重光理事長は「本会への説明もないし、会見にも出席していないので事情は分からない。コメントのしようがない。状況の把握につとめ現場が混乱しないように対応したい」とした。脱会に対する今後の対応が注目される。また、競輪を統括するJKAは今回の件に関し、新団体の選手のレース出走に支障はないとしている。

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2013年12月20日のニュース