【船橋・オートレースGP】篠原 雨歓迎!底力発揮だ

[ 2013年9月15日 06:00 ]

 船橋のオートレースGP(SG)は14日、3日目が行われた。激しい予選道中を乗り切った32人によって、4日目9~12Rで準決勝戦が争われる。雨に見舞われる可能性が高いだけに、濡れ走路を得意とする選手にとっては腕の見せどころ。準決12Rに登場する篠原睦(36=飯塚)も雨で底力を発揮できる存在。前節で落車のアクシデントを乗り越えての予選突破は立派。ロッカーでは明るい表情を絶やさないナイスガイが、優出へ本領を発揮する。

 3日目8R「最終予選A」に大外8枠から予選クリアに挑んだ篠原。冷静沈着なさばきで道中は2番手まで浮上してきた。最終的にはパワー優勢だった佐々木の逆転を許して3着ゴールだったが、予選突破には十分な結果。ロッカーに戻ってくると開口一番「準決に乗れてうれしい」と、ホッとした表情をのぞかせたのには理由があった。

 前節8日の地元飯塚一般戦の最終日11R。1周バックストレッチで他車の被害を受けて落車、今シリーズは何とか出場にこぎつけた。初日は7着発進と厳しい船出。それでもモチベーションをキープして2日目にシリーズ初白星をマーク。予選を無事に終えて「足周りは大丈夫」と自ら太鼓判。さらにはおどけた表情で「レースができる喜びをかみしめていく」と笑いを誘う余裕も披露した。

 4日目は雨走路になる可能性が高い。「エンジンがいいので食いつく雨走路が良さそう」と落ち着いた様子なのも、高い雨実績を誇る篠原なら当然か。アクシデントを見事に克服した篠原が見据えるのは、もちろんSGファイナリストだ。

 準決に駒を進めた32人では荒尾、浦田、中村、高橋、永井らが底力上位。さらに岡部、浜野、池田、木村、田中茂、篠原らも互角の存在感を漂わせる。

 今シリーズで勢いを感じさせるのは森谷、早船、岩田行、鈴木慶らの地元勢だが、予選段階とは違って準決は横一線の0オープンだけにどこまで粘り込めるか注目だ。

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2013年9月15日のニュース